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月別アーカイブ: 2025年6月

吉沼興業のよもやま話~第6回~

皆さんこんにちは!

吉沼興業、更新担当の中西です。

 

遺品整理という仕事は、一見すると「大変」「辛い」といったイメージを持たれがちですが、実際に携わっている人たちの多くが語るのは「感謝される喜び」「人の人生に触れる尊さ」「社会に必要とされているという誇り」です。

この記事では、遺品整理業者だからこそ感じられる喜びと、その意味を深く掘り下げていきます。


1. 「ありがとう」が心に沁みる瞬間

遺品整理の現場では、遺族の方が深い悲しみの中にあることが多いですが、作業が終わった後に「ありがとう」「助かりました」と涙ながらに言われることがあります。

その一言が生むもの:

  • 「人のためになれた」という実感

  • 自分の仕事に対する誇り

  • 辛かった作業も報われる気持ち

ただ物を運ぶ仕事ではなく、心に寄り添うサービスとして、感謝の言葉が何よりの報酬となります。


2. 故人の人生に触れる尊い時間

遺品整理の中には、故人の写真、手紙、趣味の品などがたくさん残されています。整理の過程で、その人の人生や家族との思い出が見えてくることもあります。

よくある体験:

  • 昭和時代の手紙や記録から家族の歴史を感じる

  • 戦争体験の手帳に胸を打たれる

  • 趣味の品から人となりが伝わってくる

それはまるで「人生のアルバムをめくるような時間」であり、1人の人生を尊重するという、非常に人間的であたたかい経験です。


3. 遺族の心の整理をお手伝いできる

遺品整理は、物の片付け=心の整理にもつながります。手放すことで、悲しみを一歩乗り越えられる依頼者も多く、「一緒に前へ進む手助けができた」と感じられる仕事です。

遺族の声から学ぶ:

  • 「父が大事にしていた物を丁寧に扱ってくれて嬉しかった」

  • 「気持ちに寄り添ってくれる姿勢に救われた」

  • 「やっと区切りがついた」と涙する依頼者

こうした反応に、**ただの片付け業ではない“心のサポート業”**としての意義を実感できます。


4. 社会に必要とされる使命感

高齢化が進む現代社会において、孤独死や無縁遺産など、遺品整理が必要とされる場面は今後ますます増えます。行政や福祉と連携する場面も増え、社会インフラの一端を担っているという誇りが生まれます。


5. スタッフ同士の結束と成長

遺品整理の現場は感情的にも負担が大きいですが、同じ志を持つスタッフとの絆も深くなります。困難な現場を共に乗り越えることで、強いチームワークと人間的な成長も得られます。


遺品整理は“命と向き合う”誇りある仕事

遺品整理業は、単なる「片付け作業」ではありません。それは、亡き人の人生を敬い、遺族の心に寄り添い、未来へ進む力を支える仕事です。そこには、大きな責任と同時に、かけがえのない「喜び」や「やりがい」が存在します。

自分たちの仕事に誇りを持ち、真摯に向き合うことで、社会から信頼される業者へと成長していけるのです。

 

 

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吉沼興業のよもやま話~第5回~

皆さんこんにちは!

吉沼興業、更新担当の中西です。

 

遺品整理は、亡くなった方の大切な所有物を扱う繊細な業務です。依頼者の精神的な負担も大きいため、信頼と丁寧な対応が不可欠ですが、それでも現場ではさまざまなトラブルが発生することがあります。

ここでは、遺品整理業者が直面しやすいトラブルと、その防止策について詳しく解説します。


1. 貴重品や遺言書の紛失・処分

よくある事例:

  • 現金、貴金属、遺言書などを誤って処分してしまう

  • 依頼者に「探してほしかった」と言われる

対策:

  • 作業前に「探すものリスト」を共有し、事前確認

  • 作業中に見つかった貴重品は即座に写真とともに記録・報告

  • 作業員に「勝手な判断で処分しない」ルールを徹底


2. 遺族間のトラブルに巻き込まれる

よくある事例:

  • 相続人同士で意見が対立

  • 作業後に「勝手に捨てられた」と責任を追及される

対策:

  • 依頼者本人の身元と関係性を確認し、契約書を明確にする

  • 複数の相続人が関与する場合は「全員の同意」を得た上で作業開始

  • 会話ややり取りを記録・文書化しておく


3. 見積もりと請求額の不一致

よくある事例:

  • 「追加料金が発生した」と後からトラブルに

  • 作業量の見積もりが甘く、後で値上げ

対策:

  • 現地での詳細見積もりを徹底(可能なら写真添付)

  • 「追加費用がかかる条件」を事前に書面で説明

  • 作業中の想定外な費用が出た際も、都度説明し了承を得る


4. 作業員の態度やマナーに関する苦情

よくある事例:

  • 無愛想、雑な作業、不衛生な服装

  • 故人に対する敬意が感じられない

対策:

  • 作業前のマナー研修を徹底(挨拶・身だしなみ・言葉遣い)

  • 故人の品を「扱う手」も遺族に見られている意識を共有

  • 全スタッフに「心の整理を手伝う仕事」であることを理解させる


5. 不法投棄や処分方法に関するトラブル

よくある事例:

  • 一般廃棄物の無許可処分

  • 法令に反した廃棄で自治体・依頼者から指摘

対策:

  • 必要な許可(一般廃棄物収集運搬業・古物商など)を取得

  • 許可業者と連携し、適正な分別・処理を実施

  • 作業後の「廃棄報告書」を依頼者に提出


6. 盗難や横領の疑いをかけられる

よくある事例:

  • 高価なものが見つからず、「業者が持ち去った」と疑われる

対策:

  • 作業中の記録を徹底(写真・動画・立ち会い)

  • 金品の発見時は即時報告・返却し、署名記録を残す

  • 盗難防止策として2名以上で作業を行い、不透明さを排除


遺品整理は「物」だけでなく「心」を扱う業務

遺品整理業は、ただの片付け業ではなく、**遺族の心の整理を手伝う「心の仕事」**です。その分、細心の注意と法令順守、誠実な姿勢が求められます。万が一に備えた保険加入(賠償責任保険等)や、トラブル対策マニュアルも必須です。

 

 

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