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皆さんこんにちは!
吉沼興業、更新担当の中西です。
遺品整理は、亡くなった方の大切な所有物を扱う繊細な業務です。依頼者の精神的な負担も大きいため、信頼と丁寧な対応が不可欠ですが、それでも現場ではさまざまなトラブルが発生することがあります。
ここでは、遺品整理業者が直面しやすいトラブルと、その防止策について詳しく解説します。
目次
現金、貴金属、遺言書などを誤って処分してしまう
依頼者に「探してほしかった」と言われる
作業前に「探すものリスト」を共有し、事前確認
作業中に見つかった貴重品は即座に写真とともに記録・報告
作業員に「勝手な判断で処分しない」ルールを徹底
相続人同士で意見が対立
作業後に「勝手に捨てられた」と責任を追及される
依頼者本人の身元と関係性を確認し、契約書を明確にする
複数の相続人が関与する場合は「全員の同意」を得た上で作業開始
会話ややり取りを記録・文書化しておく
「追加料金が発生した」と後からトラブルに
作業量の見積もりが甘く、後で値上げ
現地での詳細見積もりを徹底(可能なら写真添付)
「追加費用がかかる条件」を事前に書面で説明
作業中の想定外な費用が出た際も、都度説明し了承を得る
無愛想、雑な作業、不衛生な服装
故人に対する敬意が感じられない
作業前のマナー研修を徹底(挨拶・身だしなみ・言葉遣い)
故人の品を「扱う手」も遺族に見られている意識を共有
全スタッフに「心の整理を手伝う仕事」であることを理解させる
一般廃棄物の無許可処分
法令に反した廃棄で自治体・依頼者から指摘
必要な許可(一般廃棄物収集運搬業・古物商など)を取得
許可業者と連携し、適正な分別・処理を実施
作業後の「廃棄報告書」を依頼者に提出
高価なものが見つからず、「業者が持ち去った」と疑われる
作業中の記録を徹底(写真・動画・立ち会い)
金品の発見時は即時報告・返却し、署名記録を残す
盗難防止策として2名以上で作業を行い、不透明さを排除
遺品整理業は、ただの片付け業ではなく、**遺族の心の整理を手伝う「心の仕事」**です。その分、細心の注意と法令順守、誠実な姿勢が求められます。万が一に備えた保険加入(賠償責任保険等)や、トラブル対策マニュアルも必須です。