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吉沼興業のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

吉沼興業、更新担当の中西です。

 

~はじめての遺品整理ガイド~

 

遺品整理は、片づけだけではありません。故人の想いを尊重しながら、法的・衛生的・環境的な配慮を行う総合サービスです。本記事では、はじめての方にも分かるように、標準的な進め方費用の考え方トラブルを避ける業者選びのチェックポイントを整理しました。


遺品整理の基本フロー

  1. ご相談・現地確認
    物量(家財の量)、間取り、搬出経路、駐車スペース、エレベーター有無、管理規約などを確認。ご要望(形見分け、供養、買取、期日)を伺います。

  2. お見積り
    目安ではなく、現地見積りが原則。内訳(人員・日数・車両・養生・廃棄物処理・買取相殺・オプション)まで提示します。

  3. 仕分け・梱包
    ・貴重品/重要書類(通帳・印鑑・保険・権利書など)
    ・形見/思い出品(写真・手紙・作品)
    ・再利用(寄贈・リユース)/資源リサイクル/廃棄

  4. 搬出・清掃
    養生を行い、共用部の清掃・近隣配慮を徹底。必要に応じて原状回復クリーニング特殊清掃を追加。

  5. 供養・買取・処分
    ご希望により合同供養・お焚き上げを手配。再販可能な品は古物営業のルールに沿って買取、費用から相殺します。

  6. 作業完了報告
    写真付き報告(ビフォーアフター・搬出明細・供養証明など)で可視化。鍵の受け渡しや管理会社対応も可能です。


費用の考え方(内訳の見える化)

遺品整理費用は下記の合算 − 買取相殺で決まります。

  • 基本料金(運営・調整費)

  • 人件費(作業人数×時間)

  • 車両費(台数・走行距離)

  • 養生・搬出難度(階段/長距離搬出/共用部ルール)

  • 廃棄物処分費(分別・運搬・処理)

  • オプション:供養・ハウスクリーニング・特殊清掃・消臭・消毒 など

  • 買取相殺(再販価値のある家財・骨董・ブランド・宝飾 等)

重要:金額の“安さ”だけでなく、処分ルートの適法性(自治体の一般廃棄物収集運搬許可業者との連携等)と内訳の透明性を重視しましょう。


よくあるお悩みと解決のヒント

  • 何から手をつけて良いか分からない
    まずは重要書類・貴重品の捜索を優先。プロは“出やすい場所・隠れやすい場所”の経験則を持っています。

  • 遠方に住んでいて立ち会えない
    鍵をお預かりし、オンライン報告写真共有で進行可能。

  • 仏壇や人形の扱いが不安
    ご宗派・地域性を伺い、寺院連携の供養合同供養に対応します。

  • 相続の書類が見つからない
    書類捜索の動線を設計。権利書・通帳・保険証券・年金関係は重点探索リスト化します。


業者選びのチェックリスト

  • 契約書・見積書の内訳が明確(人員・車両・処分・オプション)

  • 古物商許可の保有(買取を行う場合)

  • 自治体の一般廃棄物処理許可業者との連携方針が明記

  • 個人情報保護方針(写真・住所・鍵の管理)

  • 作業保険(対物・作業中損害)加入

  • 供養・特殊清掃など外部連携の実績・証明書発行

  • 口コミ・事例の開示(ビフォーアフター、再発防止策)


当社が大切にしていること

  • ご遺族のペース尊重(急がせない日程提案)

  • “残す”を前提にした仕分け(写真・手紙・作品の保全)

  • 適正処理と資源循環(リユース・リサイクル比率の向上)

  • 見える化(工程・内訳・証憑の提示)

まずは現地確認から。期日・ご予算・想いを丁寧に伺い、最適なプランをご提案します。

 

お問い合わせはこちらから!

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